【インタビュー】セイ ハマダ (トップスタイリスト)

ニューヨークで活躍する日本人

ニューヨークの最高級ホテル「ザ・プラザ(The Plaza)」内にあり多くのセレブが通うヘアサロン「ウォーレン トリコミ(Warren Tricomi)」で長年トップスタイリストとして君臨し続ける傍ら、簡単にゴージャスなカールが自分で作れるホットカーラーの商品開発を手がけたり、美容セミナーの講師として世界を飛び回ったりと多忙な日々送るセイ ハマダ氏。今回はニューヨークのサロンで彼が築いてきたトップスタイリストへの道についてインタビュー。


トップスタイリストとして地位を確立するまでに至って、ご自身の転機を教えて下さい。

福岡の美容室で7年間修行をして、店長としてサロンのマネージメントをしていました。当時24歳の自分はこのまま独立するのかな、という感じでしたが、美容師としても、人間としてもまだまだ視野が狭くって、もっと経験を積まなきゃと思って、日本とは価値観の違う海外に興味を持ったんです。

勤めていた先のサロンのオーナーが「ニューヨークに知り合いがいるから紹介してあげるよ」ってことで、そこで「じゃニューヨークに行ってみよう!」ってなったことが始まりです。だけど実際は電話番号だけもらって、「あとは自分で電話しろって」だけ言われて笑。そのまま勢いでニューヨークに来ちゃいました。

でもそういうところって大事だなって感じました。自分で決めたことなんだから自分からコンタクトして前に進まないと。最初の1年間は日系のサロンで働いていましたが、せっかくアメリカに来たのでもっと違う世界が見たいなと思ってフリーランスになって、撮影現場の仕事を始めたんです。

と言っても自分でコネクションを探すことから始めないといけないから、人との出会いが一番大きかったですね。毎日1人でも多くの人と出会いたいと思っていて、出会いってまたそこから繋がって違う人と出会って、どんどん広がっていくのが楽しくて仕方なかったですね。こっちの人たちって技術面に対して厳しい評価もするけどハートフルで全てがポジティブな感じなんですよ。

当時、英語が喋れなかったのに自分のことを評価してくれた人たちがいて、その人たちから仕事をもらえるようになって「自分の腕を認めてくれたんだから、しっかり仕事で結果を残せるようにしよう」って僕自身ポジティブに頑張れました。

その中で一番印象に残っていることは?

撮影現場では、その媒体や撮影のテーマに対応できる柔軟性の大切さを学びました。ロケの場所や衣装は当日まで分からないから、自分が現場に入ってすぐにヘアスタイリストとして求められていることを瞬時に判断しなければいけない。誰からも指示を受けず自分で正解を探して結果を出していく環境に身を置けて、すごく成長できた気がしますね。

この仕事をしていく上で大切なことは?
 
一番大切にしているのはコミュニケーションです。相手が求めていることは何かってことを理解する力と、自分の意見をちゃんと相手に伝える力がないと。自分の技術だけに没頭するのではなく、コミュニケーションを大事にしていたからこそ、一緒に働くスタッフやお客様との信頼関係が築けたのかなって思いますね。

ハマダさん流の働き方を教えてください。

50歳になった今も、アメリカに来たばかりの時と同じように、常に進化していたいと思いながら仕事しています。アメリカに来た当初は、アシスタントからのスタートでした。30歳になってもまだスタイリストになれるか保証がない中で、日本の同僚達はサロンのオーナーとして活躍していたので、正直かなりの焦りもありましたね。

いち早くスタイリストになるためには、オリジナリティを磨くことだと思い、あらゆることをしました。タイプの違うサロンに掛け持ちで働いたり、雑誌、テレビ、ショーなど様々な現場で仕事をするとか。そんな経験を重ねることで、技術力もコミュニケーション能力も、センスも、自分だけのオリジナリティあるもの培ってこれたのかなと。

そうやって人よりも働く事でスタイリストの地位をつかめたし、指示されたことや与えられたことだけをやっていたのでは、世界中からスタイリストが集まるニューヨークでは勝負できないですからね。

大変だった経験や苦労されたことはどんな事ですか。

アメリカに来た当時は英語は全く喋れなかった。撮影現場でも何を言われているのかもわからないくらい。アシスタントをしてスタイリストから突然「◯◯◯が欲しい」と言われても対応できるように道具を全て持ってたりして(笑)。でも全くくじけなかった。

英語が分からない分、この状況だったら何をこの人は必要としているかな…?って先を読んで考えたり、人の考えていることが分かってくるという予想外のスキルも身についてきたし、英語もだんだん聞こえるようになってくる。だから苦労とは思いませんでしたね。英語の問題でもなんでも「なんで私だけこんな苦労しなければならないんだ」ってくじけるのは自分の意識の問題。

解決する方法を見つけることが夢に向かっている過程なんだよ。途中で止めたら、はいそれでもうおしまい。もし職場の人間関係で悩んでいる人がいたら、その人が原因で自分の夢を諦めるなんてもったいない。自分が目指してきたものを諦めたらもうチャンスはそこでなくなる。

問題は溜めずにその都度クリアにしていけばいいよ。苦労って被害者意識からくる時もあるよね。
だけどネガティブになっている時間がもったいないよって今言えるけど。俺だって過去に「もう辞めてやる」って思ったこと3回はあるかな(笑)。

大事なことは、気持ちのリセット、そして行動。

ニューヨークでどうやってセレブを顧客にすることができたのか、またセレブを顧客としてキープする大変さや楽しさは?

いくらセレブだからといっても、キープするために変な努力はしないで、あくまでも自分の仕事を全うするだけ。肩に力を入れて接しても長続きしないからね。波長の合う人たちなら通い続けてくれるだろうし、無理をせず自然体でいることが一番いいと思う。

お客さんへのアプローチで面白いのが、日本だとやっちゃいけないことを海外の人たちはやっているよ。お客さんにストレートにアドバイスするし、結構はっきりものを言う。愛情をもって接することが大事っていうけど、お客さんが「最近髪の毛薄くなってきたんだよね」って言ったら「そんなことないですよ」って言う代わりに「そうですね」って俺なら言う(笑)。そしてこれしたらいいよ、あれしたらいいよってきちんとアドバイスするよ。これは男性の場合ね!

特にスタイリングの仕方 やヘアケアはお客さんが自分でちゃんと出来るようになるまで教えます。そうすると、お客さんが外でヘアスタイルを褒められて、どこのサロンに行っているの?と聞かれてそこからまた広がったりするし。お客さんが綺麗になることで俺もお客さんもその周りの人たちも皆んながハッピーになれるって一番大事なことだよね。


ここ最近されているお仕事・プロジェクトがあればそれについて教えて下さい。

あるけど今はまだ言えないんだよね(笑)。
けど商品開発にまた関わっていることはひとつ言えるかな。


過去・現在のビザに関してどう変化したか、又はビザ関連で大変だったことなど。

アーティストビザを取る時に、日本とアメリカでの仕事の実績を証明しないといけないし、20人位のリコメンドレターが必要になるんだけど、その時に一緒に仕事をしていた色んな人が時間を割いてレターを書いてくれて、ビザのことは大変だったけど、それまでの自分の仕事や人のことを振り返って、やっぱりひとりの人間としてちゃんと働いて人間関係を築いてきてよかったな…ってすごく感謝するきっかけになりましたね。

その後、さらにアーティストグリーンカードというものを取れて、もっと審査が厳しいんだけど、アーティストビザのように延長しなくてよくなりました。

これから挑戦してみたいことは何かありますか。

いっぱいあります。自分はあくまで一生スタイリストだけど、自分のコンフォートゾーン以外のことも、興味を持ったことはやってきました。例えばサロンでお客様の髪の悩みをすごく毎日聞いていて「あっ、じゃあこんなツールがあったら毎日のスタイリングがもっと楽になるんじゃないか。」と思って、イチから世の中にないような商品を作ってみたり。

商品をイチから作るなんて初めての経験だったけど。それまでに知らなかった業界のことも知ることができて、そこで学んだことが自分のベースであるスタイリストとしての仕事に逆に活かせたり、何か新しい世界のことを勉強するって、この年齢だと普通はありえないかもしれないかもしれないけど、楽しいよ。

これから美容業界へ進む若い世代の人たちに一言お願いします。

僕が若い頃と違って、今の若い世代の人はインターネットでいくらでも情報を得られたり、インスタとかで自分の情報も発信できる。またインスタ上だけで実際は知らない人にフォローされたりって、便利なことでもあるけど、それに満足しないでほしい。インターネットから得られる情報や繋がりで満足するんじゃなく、リアルな経験をもっと積んでほしい。

いろんな場数を踏んで、失敗も成功も自分でどんどん感じてほしい。経験をすればするほど、アーティストとしての技術力だけじゃなくて、自分を磨いて人とコミュニケーションもちゃんと取れることがどんなに大事かが分かってくると思うから。

この仕事って、その場で自分のしたことの結果がすぐわかるんです。お客様や周りの反応がすぐに帰ってくるから。そんなわかりやすい、幸せな仕事はないと思う。だからこそ、どんどんリアルな仕事現場で自分を積み重ねていってほしいな。


最近のオフの日の過ごし方は?

昔はよくゴルフしていたんだけど、最近オフはほとんどないかな。週末もデスクワークもするしね。子供と遊ぶこともあるけど、子供も習い事で忙しいし(笑)。うちの家族は皆な忙しいんだよ。

ニューヨークでオススメのデートスポットは?

デートなんて久しくしていないからな、でもセントラルパークはいいよね。
とにかく太陽の下にいると気持ちがいいね!

最近よく使うアプリは?

毎日欠かさずチェックしているのは、サロンのスタイリストの売上トップの人が発表されるアプリかな(笑)。決して人との競争ではないけど、自分の努力の結果、トップをキープできているってことは素直に嬉しい。毎日チェックして「よし、今日も頑張った」と自分を自分で鼓舞するために見ています。

あと、”スーパーグレート(Super Great)”と言うアプリ。様々な美容アイテムを使って、それについて動画で投稿する”真のインフルエンサー”さんたち、お金をもらったりしているわけではなく純粋に試した商品について語っている人たちね。その人たちの意見はすごく参考になるから見ています。

 

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「普段ドライヤーを利用すると、髪が焦げ臭くなったり、バサバサになってしまうことが多く、利用する際は傷んでいる髪の毛に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、このドライヤーの風を髪に充てるだけで、髪質がびっくりするぐらい改善されました。

もちろん、髪が焦げるような嫌な臭いは全くなく、乾いた髪にドライヤーの風を当てると普通は髪が絡まりやすくなったり、きしんだりしますが、風を当てるだけで髪がサラサラになって、クシを利用する必要もありませんでした。下記の写真を見てもらっても分かるように髪のツヤが全然違いますし、これもブラシなしでの結果です。もっとすごいのは、翌日になっても髪の状態良さを感じることができました。

これを毎日利用すれば、髪質が大きく改善されることは間違いないと思います!!
この体験を通して、髪がきれいになることを実感しましたが、もう一つの大きな実感は髪がきれいになると嬉しいし、その気持ちがより自分を笑顔にしてくれてメンタル面にもいい影響を与えてくれることです。お値段はやや高い目ですが、これは是非毎日使いたいと思いました!」


(今回体験した編集スタッフより)


今回編集スタッフが体験させていただいたドライヤー「バイオプログラミング レプロナイザー 4D プラス」とアイロン「バイオプログラミング ヘアビューロン4D プラス[ストレート] 」は6月からコチラのサイトで先行予約受付を開始。是非チェックしてみて下さい!


 

 



<プロフィール>
1968年 鹿児島県生まれ。1994年に渡米。フリーランスとして様々なファッション誌・ムービー・TVの撮影で経験を積み上げたのち、’97年からNY屈指の高級サロン「ウォーレン トリコミ(Warren Tricomi)」に。世界中からスタイリストが集まる中、長年トップスタイリストの地位を誇る。顧客一人ひとりの持つナチュラルな魅力を引き出すセンスとコミュニケーションスキル、そして、それを具現化する高い技術力が美意識の高いニューヨーカーに支持されている。

 

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