結婚生活7年間子供のように大切に育ててきたペット達に妊娠を機に変化が! ~妊娠期間編~

新米ママが綴るニューヨーク子育てコラム Vol.9

ニューヨークに住んでいつも気付かされる事があります。
それはニューヨーカーはとても動物好きだということ。
独身で家族がいない人、いる人関係なく動物を飼っている人がとても多いのです。

私が結婚してすぐに働いていた職場はワールドトレードセンター近くのウォールストリートの金融街にあったベーカリーでした。その職場のすぐ隣にはワンちゃんのデイケアセンターがあり、スーツを着たビジネスマンたちが夕方仕事を終えて愛するワンちゃんを迎えに行き、ワンちゃん達と足早に帰宅するといった景色を毎日眺めていました。

私たち夫婦も大の動物好きで、結婚した翌年に、ボストンテリアとパグのミックスのごまジロウが私達の家族になりました。そのまた翌年は、我が家のキッチンの窓から見えるところに住んでいた大きな野良猫が5匹も子猫を産み、その中に一番小さくていつも蹴りおとされてなかなか大きくならず死にそうになっていた生後10日の子猫がいました。
私はすぐにその子猫を近くの動物病院に連れて行き、我が家で保護することにしてその猫を太陽と名付けました。


夫婦生活の第一の優先はいつもごまジロウと太陽で、全ての愛情を7年間この2匹に注いでいました。ところが私の妊娠を機に彼らは異変を感じてしまいました。

そうです。私の初めての妊娠という大きなイベントは私達夫婦だけではなくごまジロウと太陽にとっても大きな試練の始まりだったのです。

妊娠が分かって数週間後に私はひどいつわりで寝込んでしまいました…。
するとごまジロウは散歩に行くのも拒否するくらい私にぴったりと寄り添うようになったのです。また、深夜トイレで嘔吐しながら余りの辛さに泣いたりしていたのでごまジロウはとても不安そうに私を見つめていました。その時期は旦那が犬の散歩に行ってくれていましたが、外から帰ってきてもすぐに私にピッタリでした。

しかし、静かに寄り添ってくれてたごまジロウとは対照的に、猫の太陽はそんな私と毎日を過ごすうちに不安が恐怖に変わってしまったのかパニックになってしまったかのようにとても攻撃的になってしまい。すぐに私に噛みついたり大きな声を出して走り回ったり、太陽の変化は凄まじいものでした。

太陽は毎朝5時から6時の間に自分のトイレで排泄をするのですが、そのあとすぐに砂をきれいにしないとキッチンや棚の上のものを落としたり、大声を出したりして大暴れをするので、私は毎朝一度起きて太陽の砂をきれいにしてまた寝るのが妊娠する前までの習慣になっていました。ですが妊娠初期のつわりがはじまってからの朝は太陽が排泄をしてもなかなか起きれませんでした。

旦那は全く気付かず寝ていました。
そのことが太陽のストレスの一部だったのか、朝私が起きて歩くと足に噛みついてきてました。
その度に私は体調の悪さもあり太陽を叱りました。
少し体調が落ち着いている時には『マミーは大丈夫だからね。何にも怖くないからね。安心してね。』と太陽とごまジロウに言い聞かせて撫でていましたが、太陽はそれでも噛みついてきたり引っ掻いてきたりしていました。

つわりが徐々に治まり仕事に復帰してからは、まず朝の着替えにクローゼットを開けたら引っかかれ、玄関のドアを開けて出て行く私の背中めがけて飛び付いてきて首を猫に噛まれるというのが日課になっていました。「キョンシーじゃない?」っていつも叫んでました(笑)。

もう足も首も腕も傷だらけでした。
流血することも珍しくなかったです。

私のこの頃の精神状態は最悪で、太陽に優しく接する余裕がない自分を責めたり、それでも攻撃を止めない太陽にイライラしたりの繰り返しでした。

これがいつまで続くのかなぁと思いながらも、毎日犬の散歩に行き、トイレ、ご飯の世話もこなしていました。

そしてお腹が大きくなってきた頃、また彼らに変化が現れました…。

ごまジロウは私が散歩で歩くスピードが遅くなったり階段を上るのがゆっくりになったりするとちゃんと私に合わせてくれていました。
今現在も本当にやんちゃで散歩も猛ダッシュですぐに他の子供や犬に飛びついたりするのですが、この頃は今思い出しても私のペースに合わせていてくれたのだと思います。

私のお腹が大きくなって胎動が感じられるようになると、太陽がやたらと私のお腹にくっつくようになったのです。胎児が動き出すと朝も夜も関係なくグルグルと喉を鳴らしながら優しくお腹をフミフミしてくるのです。そうすると胎児ももっとポコポコ激しく動いていました。
母親の私よりも猫の太陽とお腹の中の赤ん坊の方が繋がっていておしゃべりしてるんじゃないのかと思うくらいに太陽はお腹の胎児と繋がっていました。

これくらいの時期から私が寝る時は足の太ももの間にはごまジロウ、お腹周辺には太陽がペッタリとくっついて寝ていました。
なんだか彼らに支えられているようで幸せな気持ちでしたが、お腹の大きさと犬と猫の密着で息苦しいったらなかったです(笑)。

この記事を書いている今現在、妊婦でお腹が大きい私のお友達が家に遊びに来る時も全く同じことを太陽はそのお友達のお腹にもするのです。
今まで彼女は何度も家に来ていますが、太陽はとても怖がりで来客中は隠れていてほとん出姿を見せなかったのに、彼女の胎動がわかるようになってからは彼女のお腹に行きグルグル言いながらフミフミし始めるのです(笑)。

この現象の正確な理由は未だに謎です。
ですがとても神秘的なことです。

それから妊娠8ヶ月で仕事を辞めて、私の体調が日々安定に向かうに従い猫の太陽もどんどん落ち着きを取り戻していきました。

1度うちの猫が引越しのストレスでおしっこが出なくなった時に治療にあたってくれた方が私に言ってくれた言葉を思い出しました。

『猫はとっても霊的な生き物なんだよ。猫は1人が好きだから放っておいても世話が楽だという人がいるけど、それは違うよ。寂しがるし孤独を感じるし飼い主のストレスや辛さを抱え込んでしまって病気になっちゃうくらい猫は神経質な生き物なんだよ。
毎日飼い主の人間や他の猫の兄弟たちと触れ合って喧嘩したり追っかけっこしたりして過ごしてる猫たちの寿命はとっても長いんだから。』

この妊娠を通して、その言葉は本当に当たってるかもと実感しました。
私達人間に飼われている動物たちは飼い主の変化にとても敏感に反応し、それぞれの本能に従って生きていているのだと思うのです。

その敏感な変化に対応できず、妊娠を機にペットを手放してしまう方もいると思います。
しかし、すっごい大変でイライラするけど諦めずにペットたちとも一緒に妊娠や子育ての辛さを分かち合って欲しいのです。彼らも私にとっては息子と同じ大切な家族です。

私自身も動物の世話をしながらの妊娠と育児の大変さは経験して分かりました。
綺麗事は言えないくらい大変な時もありました。
だけど徐々に彼らも新しい命と一緒に必ず生きていけるようになるのです。
慣れるのに時間がかかる子たちもいると思います。
そしてその子達は赤ちゃんの人生にも素晴らしい経験と思い出を与えてくれると信じています。

 

家族や身内、親しい友人達から離れた海外での妊娠、出産、育児は全てが戸惑いと不安だらけ。そんな子育てに奮闘する新米ママのニューヨーク子育て事情をレポート!
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