結婚生活7年間子供のように大切に育ててきたペット達に妊娠を機に変化が! ~産後編~

新米ママが綴るニューヨーク子育てコラムVol.10

妊娠を機に私自身の体や精神状況の変化に戸惑いながら優しく変わっていった我が家の犬のごまジロウと猫の太陽。ですが彼らの混乱はこれでは終わりませんでした。

私は以前の記事にも書きましたが、4週間以上も早い早産でした。
普通に日中、知人とランチをしてうちに帰りごまジロウと太陽と戯れ合いながらベットでゴロゴロしているうちに破水をしてしまいました。

その日の夜にタクシーで病院に駆けつけ翌朝7時頃に出産したので我が家のごまジロウと太陽にとっては訳のわからないまま飼い主がずっと帰ってこないということになったわけです。特にほとんどの彼らの世話をして一緒に寝起きしていた私は3日も帰ってこないのです。

犬と猫の世話もあるので旦那のお母さんにカリフォルニアから予定日の数日前くらいに来てもらおうと夫婦で話していましたが勿論間に合いませんでした。彼らの為のケアの準備を何もしないまま私がうちに帰れない状況が出産前まで心配で心配でしょうがなかったです。

出産して48時間後に私は退院して1度うちに帰ったのですが、ベイビーは生後から黄疸の数値が安定せずもう1日病院に残ることになりました。私はうちに帰ってもそのことがショックで心配でとても不安定でした。うちに帰っても彼らのごはんやトイレの掃除と散歩を済ませたらすぐにまたマンハッタンにある病院へベイビーの様子を見に行きました。

その後また、私が家に帰ってすぐにしたことは生まれてすぐにベイビーがつけていた帽子やブランケットをうちに持ち帰り、ごまと太陽に匂いを嗅がせ、彼らの近くにいつもそれを置いておきました。
そうして”baby is coming soon.”と呪文のように妊娠中から彼らによく言っていた言葉を何度も繰り返しました。

以前に本で、急に赤ん坊がうちに来ると動物たちがびっくりして赤ん坊に攻撃をすることがあると妊娠中に勉強しました。そのために赤ん坊の匂いを彼らに嗅がせることは彼らを安心させるためにとても必要なことなのです。2人ともクンクンと慎重に今まで嗅いだことのないその匂いを嗅いでいました。


そしてその翌日に私と旦那が小さな赤ん坊を連れてうちに帰ってきました。その時ごまジロウは飛びついてきて赤ん坊をクンクンと嗅いでペロペロしようとしましたが、生後3日の赤ん坊には動物との接触は近すぎるので『ダメっ』と厳しく躾けました。

太陽は初めての赤ん坊が恐ろしいのか数日間、食事と排泄以外の時はクローゼットの中に隠れてしまい出てこなくなってしまいました…。
もともと猫の太陽はものすごく怖がりでドアベルがなっただけでも隠れてしばらくは姿を表しません。


来客時も数時間は隠れて出てこなくなってしまいます。
そんな彼にとって赤ん坊はとてつもない恐ろしいものだったのかもしれません。ベイビーと共に帰宅して数十分するとすぐに授乳とおむつ替えが始まります。

そこでも今までぴったりくっついていたごまジロウは近くに来ると叱られてしまうのでとても戸惑っていました。いつも一緒に散歩をしていた私は朝も夜もなく授乳に追われ散歩にも一緒に行けず、ごまジロウは旦那と一緒に散歩に行くことになったのもこの頃からです。

今では当たり前のように旦那と一緒に散歩に行きますが、この頃はまだその事実が受け入れ難かったのかとても寂しそうでした。
新生児の育児はとにかく授乳とおむつ替えと泣くか寝るかの繰り返しです。夜中でも朝でも急に泣き出す赤ん坊をごまジロウも太陽も困惑しながら見つめていました。

猫の太陽は深夜から早朝にかけての授乳時に少しづつ顔をみせるようになり、次第に寝ている時のベイビーに顔を近づけてクンクン匂いをかいではさーっと逃げるという謎の行為を繰り返していました(笑)。

普通の新生児の育児でも大変なのに、オムツ替えのたびに汚物のついたオムツをごまジロウが自分のところへ持って行こうとしたり、赤ん坊のおもちゃを太陽とごまジロウが奪い合って喧嘩したり毎日がドタバタでした。

気づけば私はいつも
『こらー!』
『ごまーダメ!太陽ダメ!』
と声を荒げていました。

太陽は必ずみんなが寝静まった頃に、赤ん坊のカラカラで遊び始めるのです。そしてその音に起こされるという日々が半年以上続きました。

それから12週間後もっと大きな試練が私たちに訪れました。
それはベイビーの重度のアトピーの発症です。

顔はまぶたまで真っ赤にパンパンに腫れ上がり耳の付け根から頬全体、体の胸、お腹、背中、下半身全体に赤い水ぶくれのようなものが広がりそこから黄色いグジュグジュしたものが出てくるといった、今思い出しただけでも涙が出てくるほどひどいものでした。

たった生後12週間の赤ん坊にこんなに辛い思いをさせてしまった自分を責めて責めてほとんど半狂乱に近い状態に私は陥ってしまいました。

除去食の母乳育児に切り替えるのと、動物の接触は赤ん坊にキチンとした免疫が出来上がるまでは一切禁止というエキスパートの指導を受けました。

その日から同じ家に住んでいるのに授乳をしている私とベイビーは、ごまジロウと太陽との接触はほとんどできなくなりました。
彼らに触れてもすぐに石鹸で手を洗い抱っこしたり触れ合った後はすぐに着替えをしなければいけません。彼らに触れたおもちゃも綺麗に洗わなければいけません。
毎日、掃除機も床以外は家具やカーテンもこまめにかけなくてはいけません。
アトピーが特にひどい関節部分や頬につけていたガーゼも取り替えて薬を塗り着替えも何度もしなくてはいけません。

太陽はまた攻撃的な猫に戻ってしまいました。
ごまは私と一緒に寝れなくなった最初の1週間くらいは夜中からクンクンと泣いていました。その鳴き声がまた私を追い詰めました。

(赤ん坊もこんなに辛い思いをさせて、犬や猫たちにもこんなに辛い我慢をさせてしまっているは自分は母親失格だな…。)

『私は全力で何をやってもこれ以上何にもできないよ。ごめんね』
と何度も私も声をあげて泣きました。

疲れ果てていたこの頃、深夜ベイビーが寝てから私がパジャマに着替える前にごまと太陽を思いっきり撫でる時間を10分ほど作りました。
そうすると2人は思いっきり私に体をこすりつけて甘えてくれました。
そこでも私は毎晩泣いていました。

そうして又、私は顔や手を洗い着替えをして仮眠をとるといった毎日を過ごしていたのです。とりあえずこの頃の私は毎日必死に無我夢中で赤ん坊のアトピーの改善に取り組みました。

それから6ヶ月が過ぎた頃からアトピーが徐々に消えていき、動物接触OKの許可をもらうことができたのです。最初はごまに顔を舐められるとルーカスの顔は赤くなって掻いていましたが、徐々にそれも治まってきました。

たまに太陽のいたずらにキーっとなるとその時の写真をスマホで撮ってアストリアのママたちのコミュニティサイト「MOMALLY ASTORIA」にアップしたりします。
そうすると動物を飼いながら育児をしているママさんたちから
『うちはこんなことするのよ。』とか『面白くて可愛い!』
とか色んなメッセージや画像が送られてきたりします。
それを見て笑ってはストレスを吹き飛ばしている時期もありました。

この記事を書いている今現在、ベイビーのルーカスは1歳3ヶ月になる前です。今ではルーカスがごまジロウのボールを奪いに行きます。
ルーカスがごまと太陽のおやつを奪おうとします(笑)。

私が太陽と猫のおもちゃで遊んでいるとルーカスもやりたいと猫のおもちゃを奪いにきます。赤ん坊に合わせて太陽は手加減しながらルーカスと毎朝遊んでいます。

ごまジロウは少し嫉妬をむき出しにするようになり、ルーカスにプイッと背をむけることもありますがお昼寝はルーカスと一緒にしています。相変わらずルーカスの小さなぬいぐるみを狙っていて目を離したらすぐに持って行かれます(笑)。



そしてあんなに怖がりで攻撃的だった猫の太陽は、今では常にルーカスの近くに知らん顔しながらいつもいるお兄ちゃんになったのです。
毎朝ルーカスが起きたらおはようとルーカスの顔に顔を近づけてきます。

まだ毎日私の育児はこの二匹のお兄ちゃん達と赤ん坊と共にバタバタ続いていますが、動物の彼らの成長も見事なものです。
私とルーカス、そしてごまジロウと太陽も日々一緒に辛いことも分かち合い乗り越えてみんなで成長しているのです。

なのでもしこの記事を読んでいて育児と動物の世話の両立に苦しんでいる人がいたら諦めないでください。

どうか彼らを手放さないでください。

私も毎晩泣いたり怒ったりして彼らを苦しめて自分も追い込んだんです。
少しづつですが育児は徐々に楽になっていくと思います。
いつか色々余裕ができた時にたくさん動物たちに触れてあげてください。

それまでなんとか自分なりの息抜きの仕方を見つけて彼らとの時間をベイビーと共に過ごしてください。きっとこれからもっと楽しくなります。

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