子供の命を救うバイクパレードイベント「Aidan’s Ride 2019」体験レポート

バイクイベントといえば、強面のバイカーが集まって、何か危険なことをしているイメージがありますが、実はこの「Aidan’s Ride」というイベントは、幼少の男の子に発症することが多い神経難病ALD (Adrenoleukodystrophy / 副腎白質ジストロフィー) の認知と撲滅を目指すもの。
そして、このパレードはALDで命を落とした子供たちの追悼パレードでもあり、集まる人はみんな子供たちの健康と幸せを強く願う人たちばかりなのです。

 

そうはいってもアメリカのバイクイベント、やっぱり怖いイメージがあるので、少し緊張しながら集合場所のIndian Larry Motor Cycle Shopに向かいます。
到着すると、すでに沢山のバイクが集まっていました。

 

このバイクパレードはNYPDからフルサポートされているので、参加バイクはきちんと警察のチェックを受けます。当日勤務の警察官もバイク好きの人が多いらしく参加者も警官もバイク話に花が咲きます。


11:00AM、パレード開始です!
集まったバイクは優に100台を超え、そのエンジンが一斉にスタートするときの音と迫力は今まで体験したことのない興奮があります。


参加者には元プロレスラーでWWEのオーナーでもあるShane McMahonの姿も!

 

NYPDの誘導を受けて、イベント主催のAidan Jack Seeger Foundation関係者を先頭に約120台のバイクが列をなします。パレードはGreenpointをスタートして高速に入るのですが、交通状態によって毎年ルートが変わります。今年はBrooklynとQueensを一周で約1時間の走行でした。

パレード中、道路はすべて通行止めになるので、道はかっこいいカスタムバイクで埋めつくされます。高速までの通常道路では道行く人がバイクのエンジン音に足を止めます。

 

誰もいない高速道路に無数のバイクが列をなして走り抜ける姿は圧巻です。青空の下にできるバイクの列はきっと天国の子供たちにも見えたことでしょう。

 

パレードが終了するとイベント会場ではバーベキューが振舞われ、バイクショップ「Indian Larry Motor Cycle」やベンダーでお買い物したり、集まったバイクの鑑賞をしたりとそれぞれに時間を過ごします。ショップでは、イベントTシャツやキャップも販売。

 

このイベントでは事前にくじ引きチケットも発売されていて、1等賞はなんとハレーデビットソンのバイク! くじ引き結果がどんどん発表され、イベントに参加した子供たちから続々と当選者に景品が手渡されます。景品のバイクは寄付されたものだそうで、当日のショップの売上げの一部や、くじ引きチケットの売り上げはすべてFoundationの今後の活動に利用されます。

 

すべての当選者が発表されると、そのあとはバイクスタントが始まります。
大型バイクのスタントだけあって、スリルと迫力がたまりません!

イベント終盤となるこのころには、イベント前には知り合いではなかった人たちも、バイクを通してのつながりができていました。

ALDは発症すると数年で植物状態に至ってしまうとても恐ろしい病気。
今回、イベントを通して感じたのは、そんな怖い病気だからこそ、強面のお兄さんたちの力強いパワーが必要なのだと実感しました。そして、その力強さがあるからか、イベントは決して悲しくなく、明るく楽しく、ワイルドでした。

この難病ALDは発症する前に血液検査をすることによって早期治療をすることが可能な為、Aidan Jack Seeger Foundationでは新生児に行われる様々な検査にALDのスクリーニングを含むよう各州に依頼しています。現在14州にて依頼が受け入れられていますが、さらに実施する州を増やしてゆくため、このイベントは各州で行われています。
興味がある方はオフィシャルサイトから問い合わせてみてください。

参加するにはバイクが必要ですが、バイクを持っていない方でも、100以上のバイクが列をなすのはとっても感動的です。また、パレードを通してALDという病気を再認識するだけでも意味があるイベントですので、来年ぜひ見に行ってはいかがでしょうか。

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