アメリカでOPTを取得して働く

  • 公開日: 2019-09-26
  • 最終更新日: 2019-09-26
  • 仕事

アメリカで留学していて、カレッジや大学課程修了後に企業で合法的に働きながら研修を行う事を「オプショナル・プラティカル・トレーニング(Optional Practical Training)」、略してOPTと言います。大学で学んだ専攻分野と関連している業種であれば有給、又は無給で就労が可能となります。

期間は一般的には12ヶ月間ですが、2016年より理系 (科学、エンジニア系、数学) の専攻者には最長24ヶ月の延長が可能で、合わせると36ヶ月のインターンシップをする権利が与えられることになりました。

OPTの種類について



「アメリカでの就職」を実現させるひとつの道としてOPTは非常に有益なプログラムで、基本的に2種類あります。ほとんどの留学生の場合、課程修了後にポストコンプリーションを行います。受け入れ先の企業で実際に働きアナタへ対する評価が良ければ、その企業がOPT終了後にスポンサーになってくれる可能性もあります。そうすると、就労ビザを申請してアメリカで本格的に働くこともできます。

・プリコンプリーション (Pre-Completion)
大学で課程を終了する前、カレッジや大学在学中に就労を始める事ができるOPTで期間は就労期間は12ヶ月です。学期中は週20時間以下のパートタイムで働くことが可能で、学期が休みに入るとフルタイムで働くことができます。

・ポストコンプリーション (Post-Completion)
大学課程修了後に就労を始めることができるOPTで就労期間は基本的に12ヶ月。(課程修了前にプリコンプリーションを行った場合、卒業後のポストコンプリーションではプリコンプリーションで就労した日にちを差し引いた期間しか働けません。)

OPTの申し込み方法

OPTは基本的にアメリカ2年制 (コミュニティカレッジなど)、4年制大学を卒業していれば申請できます。一部の専門学校でもOPT申請は可能です。

まず通っている大学には留学生専用カウンセリングオフィスが設けられているので、
そこでOPTを申請したい旨を相談するとよいでしょう。その後、必要な書類を用意してアメリカ移民局のUSCIS (U.S. Citizenship and Immigration Services) に送り正式な申請書を出します。

必要な書類

・I-765 FormI
765 FormはOPTの申請用紙のことで、フォーマットが頻繁に変わるので最新版をチェックする必要があります。申請用紙の右上に有効期限が書いてあり、もし有効期限が切れていて、最新版がアップロードされていない場合は古いバージョンのでも申請することが可能です。コチラからダウンロード可能。

・I-20のコピー
これまでに発行されたすべてのI-20のコピー。

・F-1ビザのコピー
パスポートに添付されているF-1ビザのページのコピー。

・I-94のプリントアウト
I-765 Formにも記入しますが今までのアメリカへの渡航歴をプリントアウト。

・パスポートの個人情報ページのコピー
パスポートの名前や写真が載っているページのコピー。

・パスポート用写真を2枚
パスポート用のサイズで30日以内に撮影したものになります。
裏面に名前、生年月日、I-94の番号、SEVIS番号を記入してください。

・申請料金
$410の申請費用は銀行でCheckを発行するか、USPSやWestern UnionでMoney Orderを発行するかのどちらかになります。

その後、移民局がOPTを許可するとEAD (Employment Authorization Document)カードという労働許可証が送られてきます。そこに書かれてあるOPTのスタート日から終了日までが合法的に働ける期間です。

注意するべきことはせっかくOPTを申請しても90日以内に勤務先を見つけなれば、無効となります。課程修了前の最終学期中からOPTの受け入れ先を探し始めましょう。通常、OPTに申請してから米国市民権・移民業務局(United States Citizenship and Immigration Services)が発行する「OPTカード」が手元に届くまでに、約90日かかると言われています。カード発行にかかる日数を逆算し、OPT開始日を決定しましょう。

また、OPTの申請に当たっては、学校とよく相談する事が大事です。必要書類(F-1、I-20、I-765)など必要な書類について学校と確認してから申請してください。

OPTのルール

まず原則として自分が通った大学の専攻と同じ分野の仕事をするというのがルールです。そして、週20時間以上働かなければなりません。万が一受け入れ先の企業から他の企業に移りたい場合、OPT期間中であれば職場を変えられます。その際、失業期間は90日以内でなければなりません。OPT取得には期間に余裕を持って取り組み、自分自身でもできるだけたくさんのリサーチをして動くということがとても重要になるでしょう。

OPTの仕事の探し方


・大学で探す
アメリカの大学にはキャリアカウンセリングをしてくれるオフィスやスタッフが存在し、面接についてのアドバイスや履歴書の書き方を指導してもらう事もできます。
大学側がキャリアフェア、ネットワーキングイベントなどを定期的に開催していることもあり、企業の採用担当者と直接話せるチャンスもあるでしょう。


・インターネットで探す
アメリカでOPTの仕事も探せる有名な求人サイトがあります。学生がインターネットで履歴書をポストして企業とコンタクトを取ることも可能になりました。

CAREER BUILDER
Monster
Indeed

・人材派遣会社を使う
人材派遣会社を使うのもひとつの方法です。アメリカには日本語を話せる人たちを対象にした人材派遣会社が数多く存在します。日英バイリンガルをターゲットにした人材派遣会社は、全米各地の日系企業を強い関係を持ち、多く日英バイリンガルに仕事を斡旋しています。

OPT期間終了後の進路について



日本へ帰国してこれまで学んだことを活かすという道と、引き続きアメリカでチャレジするという道があるでしょう。後者の場合はOPT終了後にH1ビザのスポンサーになってくれる企業を見つける必要があります。ここアメリカでは地域や州によって求人の傾向が異なるため、自分の分野にあったニーズがどこの場所にあるか検討するのもよいでしょう。


例えば
ハワイやフロリダの観光業
シリコンバレーのハイテク企業
中西部の日系自動車企業
ニューヨークの金融業界


など地域により盛んな業界、企業があります。求人が多い地域はLAを中心とする西海岸、ニューヨークを中心とする東海岸です。意外なのが自動車関係の多い中西部やアメリカ南部、あまり日本人がいないせいか求人が多いそうです。自分のの経歴、専攻分野などから自分に向いた地域と業界、職種を見つける必要があります。

OPTはインターンシップでエントリーレベルとみなされるので給与は全体的にも初任給レベルです。しかし、海外で自分の力を試す最高のチャンスとなるでしょう。

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