卒乳を終え後追いが激しくなるも自分なりにコツコツ続けたハグ。

新米ママが綴る子育てコラムVol.13

生後12週目から食物アレルギーからの重度のアトピーを発症した我が子の為に除去食をしながらの完全母乳を徹底しており、卒乳の壁も相当な覚悟でいた私ですが、その時は急にやってきました。


日中は哺乳瓶で母乳以外の水分を沢山飲んでくれるようになったのと、離乳食を沢山食べるようになったのが良かったようで、1歳になる2週間前頃に寝起きの機嫌がえらく良かったので息子が大好きなリンゴジュースを3倍のぬるま湯で薄めたものをたっぷり哺乳瓶で飲ませてみたのです。

そうすると本人はかなりのご満悦のようで私はそのままシラーっと朝ごはんの離乳食を作って食べさせました。「えっ!? 偶然かな?」と思い翌朝は授乳覚悟でいましたが、その日も全く同じ流れで過ぎていきました。

「母乳育児の場合は卒乳は相当の覚悟で挑むべきもの」と聞いていましたが、我が家の場合は急にスーッと卒乳の日は過ぎてしまったのです(笑)。

卒乳があまりにも急ですんなりいったのでホッとしていたのもつかの間、大半のお母さんと子供が乗り越えなければいけない“次の壁”がやってきました。

卒乳後の激しい『後追い』です。後追いは卒乳頃の1歳前後に発症することが多いと言われており、赤ちゃんの脳は毎日発達しいてこの頃になると、お母さんが側にいないということをしっかり認識し始める証なんだそうです。

ましてや、断乳や卒乳を迎えた子供にとっては今まで当たり前のようにあったお母さんとの密接な時間がなくなってしまうのでこの上ない不安や恐怖が襲ってくるのでしょう。

中にはお母さんのおっぱいを吸うまで泣き止まない子もいると聞きましたが、我が家の場合はおっぱいの存在がないから寂しいという事は息子は認識していないようでした。
おそらく、母乳の事はもう忘れてしまっていた感じがありました(笑)。
そう、実際おっぱい飲ませろとせがむ行動はなかったですから。

「何か、今までとは違う。お母さんが今までとは離れてて寂しい。何で!?」

と言った感じでしょうか。

ウチの場合は私が食器を洗うのにキッチンに立っただけでギャン泣きしてました。
目の前にいるのになぜ…(笑)。

そしてドアを開けてトイレに行ってもギャン泣き…。

常に抱っこしていないともうハイハイで猛突進で大泣きしながら追いかけてきてきます。
旦那が抱っこしても全く意味がなく、毎日激しい泣き声とともに日中を過ごしました。

そんなに甘えられて可愛いじゃない。
幸せじゃないの?

と思う人もいると思いますが、これが毎日ずーっと続きます。
人によっては数ヶ月続くこともあるといいます。産後初めて、精神的に追い詰められて逃げ出したくなったという経験も複数のママたちから聞いたほどです。

最初の数日間は私はどうしていいのか全く分からず、
「どうしたの?? マミーずっとここにいるじゃん?!
何でそんなに泣くの? マミーお家のこと何にもできないよ?」
と息子に話しかけていました。

それでも息子はものすごいギャン泣きでした。

色々ネットで調べたりしました。ここアメリカでは、

・泣いてもすぐに抱かないように。
・抱き癖がつく。
・子供の見えるところにいれば、何十分かは泣かせて放置しておいてもいい。
・すぐに抱き上げるよりは沢山言葉をかけてあげる。

といった解決策が多いらしいのです。
実際日系アメリカ人の旦那はどんなに泣いてもすぐに抱っこはしませんでした。

なので私は毎日息子の見える近くにいて沢山話しかけていました。
それを1週間続けてみましたが、日に日に息子の泣き様が悲惨になっていきました…(笑)。

「これは無理だな…これ以上続けても先が全く見えないな。
今回もスリープトレーニングと一緒で一般的な育児論よりも我が子としっかり歩調を合わせて向き合わないといけないな。」と考えを改めたのです。

日本ではこの時期しっかりお母さんが赤ちゃんを抱っこして安心させてあげることが今後の子供の心の成長や情緒に大きく影響すると言われているんだとか。。
なのでこの時期に育児中の日本のお母さんは抱っこ紐で抱っこしながら家事をしている人も少なくないと聞きます。

ここアメリカでも最近になってようやく、子供が泣いた時は添い寝をしたり抱っこしてあげることが子供の精神的な成長に大きく関わるといった育児論も見かけるようになりました。

とりあえず、私は自分の息子がいつも通り泣き始めたら家事を一旦止めてぎゅーっとハグしてみたのです。床に私も一緒に座ってぎゅーっとただ抱きしめてみました。
最初は泣き止むまでに30分以上はかかっていました。それをすると何十分も泣いていた息子が急に手元にあるおもちゃでニコニコしながら遊び始めたのです。

私は家事に戻りました。
そして息子はお母さんが近くにいないと気づいた時にまたギャン泣きで追いかけてきました。そして又、私は何十分でも床に座り込んでギューっとハグ。

それを毎日続けました。

そうすると、泣き止むのに30分かかってたのが20分、15分、5分と日に日に短くなっていったのです。そして安心すると機嫌よくひとりで勝手に遊んび始めるのです。
ひとりで遊ぶ時間の感覚も日に日に長くなっていきました。

それを続けて3週間ほどで後追いはおさまっていきました。
それからは今までの泣き様は一体何だったんだろうというくらい家の中ではひとりでおとなしくテレビを見たりおもちゃで遊んだりできるようになったのです。

育児はそれぞれの子供の性格もあるのでこれが正しいといった明確な正解はないのですが、私と息子の場合は「しっかり安心させること」が何よりも近道だったようです。

西洋の育児では子供の自立心を育むためすぐに抱かない、泣き止むまで見守るというメソッドがスタンダードと思われているようですが我が子の場合は

「しっかり母親の存在を確認して安心してから自分の世界へしっかり歩き出した。」

という結果になりました。

いつも私がここニューヨークで育児をしていて感じることなのですが、本当にアメリカのママたちは子供たちを抱っこしないでしょうか?
日本人の私とは全く違った考え方で育児をしているのでしょうか?

私がいつも行く公園やカフェで顔見知りの子連れのママやパパたちもしっかりハグしたり抱っこしているのをよく見かけます。

私が客観的に思ったのは、アメリカのママたちも子供が泣いた時はしっかり抱っこしています。でも日本人と比べてたくさん話しかけるという印象があります。
しかもbaby talk的なものではなく、しっかり一人前の人として目を見つめながら話しかけています。

私が産後からいつも見ているお母さんwebマガジンの「マザーリー(Motherly)」というのがあります。

このwebsiteに毎日アップされる記事はアメリカの妊娠、出産、育児の生々しい現実やお母さんたちの葛藤を本当によく表しています。

最近子供と1年間添い寝をしているお母さんのある記事が出ていました。

この記事がフェイスブックでアップされてすぐになんと600件近いコメントが次々とアップされていてその内容のほとんどが、
『うちも何年も添い寝してる。』
『他に子供を寝付かせる方法なんて見当たらない。』
と言ったものなんです。。

国が違えば育児の仕方が違うとかよく言いますが、やっぱり世界中のママたちも一般のそれぞれのお国柄の育児論とは別に、我が子と向き合い、寄り添いながら育児をしてるんだなぁーと心底痛感したのです。

みんな一緒なんだなぁ。

なんだか一人じゃない気がしてとても嬉しいです。

今現在、我が子は1歳6か月を迎えるところですが、私がお皿を洗うのにキッチンに立ってて泣きながら暴走してくる時は必ず眠い時かウンチが出た時です(笑)。
そういった細かい子供の反応も泣き止むまで抱っこしないで徹底していたら気付けなくなってたかもしれません。

未だに日々育児について考えさせられることはいっぱいなんです。

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