長い間一緒に過ごしてきた戸建やアパートとお別れするのは辛いことですが、マイホームをお売りにならなければいけない日はいつかやってきます。理由は何であれ、お売りになるからにはなるべくスムーズに、そしてお高い値段で売りたいと思うのは皆さん同じ気持ち。さて今回は不動産売却する際におさえておきたい7のポイントをご紹介しましょう。
ポイント1：自分のゴールを明確にしましょう
不動産売却の理由として「家を管理するのが大変」や「仕事の転勤で引っ越さないといけない」、「金銭的な問題で売らなければならない」など皆さんそれぞれでしょう。そこで“いつまで”にそのゴールを達成しなければならないのかを明確にしておく事がまず重要になってきます。売買をご自分で希望される方もいらっしゃるでしょうが、総合的にかなりのプロセスが必要になるため、不動産屋さん (ブローカー又はエージェント)にお任せする方法をオススメします。経験豊富な不動産屋さんならばアナタをスムーズにゴールまで導いてくれるでしょう。
ポイント2：プロセスの把握
「物件を○○○頃までに売却したい」とゴールが決まれば売却までのプロセスを大体で良いので把握しておきましょう。このプロセスを理解しておくことでゴール達成までの期間を予想することができます。戸建をお売りになるのであれば1ヵ月半～2ヵ月、コンドミニアムをお売りになるのであれば2～3ヵ月、コープをお売りになるのであれば3～4ヵ月を予想しておくとよいでしょう。
＜ここで覚えておくコト!＞
大体は物件を購入した時にいただけるOffering Plan（ビルのファイナンシャルステートメントや規則などを記した書類）などを持っているか否かを明確にし、もしなかった場合はマネジメント会社に頼んで購入しなければなりません。
ポイント3：マーケットの把握
今現在、自分の物件はいくらで売れるのか、周りの物件と比べたり、過去6ヵ月～1年前に他に似ている物件がいくらで売れたのかを調べておきましょう。他にも全体的なマーケットの情報（今は売り手側、もしくは買い手側に有利なマーケットなのか）を取り入れながらプランニングをしましょう。バイヤー側もこういったデータをベースにオファーや交渉をしてきます。お家やアパートのお値段を決めるときはマーケットに合わせることが全てです。
＜ここで覚えておくコト!＞
NY州は全般的に他の州よりはお値段が高いと思うので売ったお金で他の州の物件に投資するものなどもございますが…もちろん人それぞれです。損することと言ったらたまにビルに寄りますがフィリップ タックス (Flip Tax) やマンション タックス (Mansion Tax) などを余計に払わなければならないケースも多いです。
これらのタックスは少々複雑ですが、フリップ タックスはビルのマネジメント会社に支払うトランスファー料金 (売値の1－3％) で、マンションタックスは売値が1ミリオン以上になった場合に市に支払う料金 (売値の1％) になります。
ポイント4：家やアパートのコンディションを確認
もし必要とあらば改装をお考えになりましょう。バイヤーさんは契約を済ませれば、一刻も早くお引越しを決する者も多いでしょう。なるべく綺麗なコンディションで新しいホームに入りたいものなので、予め必要最低限な改装でも済ませておけばバイヤーさんに魅力的に映るでしょう。改装には場合によって1ヵ月～2ヵ月程見ておくとよいでしょう。
ポイント5：写真撮影はプロにお願いする
不動産写真家のプロに頼んで綺麗な写真を撮っていただきましょう。綺麗な写真を撮ることでバイヤーさんに「ここを見に行きたい!」と思わせることができます。第一印象はとても大切です!
ポイント6：内見は不動産屋さんに依頼
マーケットに売りに出し多くのバイヤーさんに物件を見に来てもらうべく、不動産屋さんに依頼をすれば色々なウェブサイトに出したり、ブローカー使用のデータベースに送り出してくれるので、ここは不動産屋さんにしっかりお願いしましょう。
ポイント7：弁護士さんを雇いましょう
バイヤーさんがお決まりになれば後は不動産専門の弁護士さんを雇いバイヤーさんとセラーさんの契約を結ぶ手続き、契約書の変化を加える交渉、クロージング手続きなどを行ってもらうと良いでしょう。
＜ここで覚えておくコト!＞
トラブルを避けるのは必須なので…物件を売る時はバイヤーさんに正直にお家かアパートのコンディションやビルの規則や料金などを話しましょう。過去にこういった情報をうやむやにして物件を売ったあとに弁護士を通してトラブルになったケースは数知れません。
これらのポイントをしっかりおさえておくことで、不動産売却をより簡単に行えることでしょう。
