現在、お引越しをお考えですか? もし、引っ越しをお考えであれば、このまま記事を読むことをお勧めいたします。夏と言えば、不動産市場が大きく動く時期。引っ越し先を探す際、事前に心がけておくべきポイントをご紹介します。
物件を探し始める時期は？
引っ越し先のサーチを始めるのは1ヶ月や2ヶ月前ほどで充分です。ニューヨークシティの物件は特に夏になれば全般的に激しく動き回るので、大家さん (ランドロード) やマネジメント会社は、一刻も早く空き物件に入って下さるお方を優先します。新しい場所を見つけたのならばその数日後、又は1週間から2週間後に入ってほしいケースが多いです。ただし、これはレンタルビルディングやお家などに引っ越しする場合です。
コンドミニアム(Condominium)やコープ(Co-op)の物件を視野に入れる場合は、1ヶ月半前ほどからお探しになられた方が心に余裕ができるでしょう。これらの物件は管理組合 (Board of Directors) からの書類審査があって、多くの場合は3週間ほどの期間がかかります。
どうやって物件を探す？
自分で物件を探す場合は、Zillow、Trulia、Streeteasyというサイトで検索できます。それぞれ、スマホ用のアプリもあります。
不動産エージェントをご利用される場合は、知識豊富で努力家、連絡をマメに取ってくれる方を選びましょう。
どのような書類が必要？
どの様な書類が必要になるのかを予め把握しておきましょう。物件によって必要書類は変わりますが、一般的には以下のものが必要になります。
注: 書類が提示できない場合はセキュリティデポジットを通常より多く取られる場合もあります (2〜3ヶ月分程)。もしくは1年分の一括払いでオーケーを得られることもありますが、全てのオーナーやマネジメント会社が許可するわけではありません。
- ID (身分証明書)
- Employment Verification Letter (雇用証明書)
- US Bank Statement (米国での銀行残高証明書)
- Pay Stubs (最新の給与明細)
- Income Tax Return (納税申告書)
学生さんの場合は、上記の書類を用意することはできないので、一般的に以下のものを要求されます。米国滞在中の保証人も要求されます。保証人の方は上記の書類が必要になります。
注: 米国滞在の保証人が不在の場合は1年分の一括払いや余分にセキュリティデポジットを取られるケースが多いです。
- ID (身分証明書)
- School Enrollment Letter (学校への入会証明書)
- US Bank Statement (米国での銀行残高証明書)
申し込み時・契約時に必要なコストは？
申し込み時と契約時にコストがどれほど必要になるのかを、予め把握しておくことをお勧めします。
- 日本ではあまり馴染みがありませんが、入りたい物件に申し込みをする際に、アプリケーション料金 (申し込み料金) が必要になります。レンタルビルやお家の場合$75〜150ほど。コンドミニアムやコープの場合他の色々な料金も併せて$1000近くになるケースが多いです。
このアプリケーション料金は返金されないのでご注意ください。また、このアプリケーション料金でクレジットチェックをされます。米国ではクレジットヒストリーによって、今まで家賃、光熱費、クレジットカード、その他の支払いが期限通りにされているかをチェックされます。その他に借金の情報も出てきますので多ければ多いほどスコアは下がります。良いクレジットスコアは、700〜800とされています。クレジットヒストリーがない場合は2年ほどで良いスコアまで積み重ねることが可能です。 - 書類がそろっていて、金銭的にも問題はないと見られた場合、契約時に1ヶ月分の前家賃と1ヶ月分のセキュリティデポジットが必要になります。前述したように、オーナーやマネジメント会社に少し不安な点があると判断された時は、セキュリティデポジットを2〜3ヶ月余分に用意しなければならない場合もあります。
- 契約が決まると、ブローカー料金、又は不動産手数料が必要になります。大体は年間家賃の12%〜15%程度。
物件によって異なりますので、最初に確認をしておく方が安心です。場合によっては、この料金は大家さんやマネジメント会社が立て替えたりしてくれるので、必要ない場合もあります。
ニューヨークは、物件の動きが早く、いい物件の競争率は高く、すぐに取られてしまいます。上記のポイントを押さえて、効率よくスムーズに、夏の物件探しを行いましょう!
