ロングアイランドはニューヨーク州東部 (クイーンズとブルックリンから東側)にある大西洋に浮かぶ島です。ニューヨーク港から東西に約190Km、最大幅約37Km、名前の通りアメリカ国内で11番目に長い島と言われています。
島の人口は約783万人 (2015年の国勢調査調べ) 。島の最西端に位置するクイーンズ郡とキングス郡（ブルックリン）はニューヨーク市を構成する区になり、中部と東部は郊外型住宅地と小都市が点在するナッソー郡とサフォーク郡になり、そこがロングアイランドと呼ばれています。地理的にはクイーンズ群、キングス群も島の一部になりますが行政区分からロングアイランドには属さないそうです。
高級住宅地が多く点在するリッチエリア
ロングアイランドは富裕層が多く生活水準が高いことで有名。全米で2番目に重い財産税が課せられているそうです。ニューヨーク市に近いナッソー群はサフォーク群に比べ開発が進んでおり、マンハッタンへ通勤する裕福層が居住する巨大なベッドタウンとしても知られています。
特にロングアイランド湾を臨める北海岸のゴールドコーストや大西洋を望む南海岸のファイヴ・タウンズには多くの高級住宅が立ち並び、富裕層の別荘地としても有名です。
ナッソー群の主な高級住宅地としては、
・ヒューレットベイ・パーク (Hewlett Bay Park)
・コーヴネック (Cove Neck,)
・オイスターベイコーヴ (Oyster Bay Cove)
・ローレルハロウ (Laurel Hollow)
・サンズポイント(Sands Point)
・ブルックヴィル (Brookville)
・オールド・ブルックヴィル(Old Brookville)
・アッパー・ブルックヴィル(Upper Brookville)
・マナセット (Manhasset) などがあります。
サフォーク群の主な高級住宅地としては、
・ハンプトンズ地域 (The Hamptons)
・コールドスプリングハーバー (Cold Spring Harbor)
・ロイドハーバー (Lloyd Harbor) などがあります。
特に有名なサウサンプトン (Southampton) は、多くのセレブリティが邸宅を構えているそうです。マンハッタンから車で約1時間半ほどで行け、かつて全米ナンバーワンにも選ばれたことがあるクーパーズ・ビーチ（Cooper’s Beach）もこの街にあり、シーズンになると多くの人で賑わいますが、他のビーチとは違い清潔で穏やか、洗練された大人向けのスポットと言えるでしょう。
交通のアクセス
ー鉄道
ロングアイランドレイルロード（LIRR）は全米で1版混雑する鉄道で（各種地下鉄は除く）平日平均28万人以上の乗客を728本の電車が運んでいるとされています。1834年4月に開業して以来、名前もそのまま営業し続けている最古の鉄道網で、ジャマイカ駅（クイーンズの最東端）をターミナルとして11本の路線を持っていて島全域に行き渡っています。
ー空港
ロングアイランドに行くには、国内線と国際線が共に充実している3つの空港からアクセスすることができます。
・JFK国際空港（クイーンズ群）
・ラガーディア空港（クイーンズ群）
・ロングアイランドマッカーサー空港（サフォーク群）
ーバス
ニューヨーク州都市交通局（MTA）が運営するロングアイランドのバスはナッソー群全域とサフォークス群の西部に交通網があります。また、サフォークス群にはサフォークストランジットが運営するバスサービスもあります。但し、ハンティントン地域はハンティントントランジットがバスを運営しているため、サフォークストランジットのバスはありません。
ーフェリー
cross sound ferryがロングアイランドと、オリエントポイント (Orient Point)とニューロンドン(New London)、コネチカット（Connecticut）間をカーフェリーが運航しています。
盛んなワイナリー
四方を海に囲まれ、ぶどうの生育に適した気候がフランスのボルドーに似ていることから、”ニューヨークのボルドー” と呼ばれており、豊かな自然が広がるロングアイランドは100箇所近いワイナリーが存在します。1日で3、4箇所回れるワイナリーツアーや、リムジン付きのツアーなど様々なワイナリーツアーが組まれています。
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