今やニューヨーク観光の定番となったブルックリン・ダンボ地区、煉瓦造りの街並みから覗くマンハッタンブリッジ、そしてブルックリンブリッジ下のウォーターフロントの眺めはとてもアイコニックである。
しかし、この洗練されたお洒落な町は1970年代には治安の悪い地区として知られていた。ここを再開発し、ブランド地区に仕上げたのが不動産開発者のデイビット・ワレンタスだ。ダンボの他に、ソーホーの再開発も彼が手掛けた。
そして今、億万長者であるワレンタス氏は「デイビット・プライズ」(the David Prize)を創設する事を決めた。地元コミュニティを改変する優れたアイディアを提唱したニューヨーカーから毎年5人を選出し、一人につき20万ドルの賞金を賦与するのだ。
ワレンタス・ファミリー・ファンデーションはこれがノーベル賞の様に長期的に人材を育て、ニューヨーク市に役立つ事を期待している。受賞者は毎年春に発表される。