【アメリカ学費貯金】529Plan か Roth IRA おすすめはどっち?

アメリカの高額な大学資金を貯めるのは親にとってなかなかの試練ですよね。

前回ご紹介した賢く学費を貯める529 セービングスプランとは別の、よりフレキシビリティのあるアカウントについて解説!

大学費用の投資アカウント529 セービングスプランは、もし家族の誰もアメリカの大学に進学しなかった場合、せっかくのお金が無駄になってしまう恐れがあります。そんな時、よりフレキシビリティのあるアカウントとして選ばれるのがRoth IRA (ロス アイ・アール・エー)というリタイアメントアカウント。

ではRoth IRAと、529プランにはどんな違いがあるのでしょうか。

 

Roth IRAとは?

Roth IRAとは、節税のメリットを受けながらお金を運用できる投資アカウントのこと。本来リタイアメントのためのプランですが、大学費用に使う場合もペナルティなしで引き出せます。

  • 利子が非課税で運用される。(元本はすでに税金を支払った後のお金で、その後の税控除は無い。)
  • 元本はいつでもペナルティなしで引き出せる。
  • 利子に対するタックス 積み立てから5年以上たち、かつ、1) 59歳半以上、2) 死亡、3) ディスアビリティ、4) 初めての持ち家
    1)〜4)のどれかに当てはまればタックスフリーで引き出せる。
  • 利子に対するペナルティー 1) 59歳半以上、2) 死亡、3) ディスアビリティ、4) 初めての持ち家、5) 高額医療費、6) 高等教育費 に当てはまる場合はペナルティフリーで引き出せる。当てはまらない場合は、利子に対し10%のペナルティが課せられる。
  • 投資額の上限がある。2019年は、原則50歳以下で$6,000/年。50歳以上で $7,000/年。(収入が多いと上限額が低くなる。)
  • アカウントに投資するのに収入制限がある。

    2019年の収入制限
    シングルファイル$122,000から投資額の上限が下がり、$137,000で$0(資格外)となる。
    夫婦ジョイントファイル$193,000から投資額の上限が下がり、$203,000で$0(資格外)となる。
     

 

Roth IRAを学費に使う場合のメリットとデメリット

メリット

  • 元本はいつでもペナルティフリーで引き出せる。
  • 大学費用のためなら、アカウントを開いて5年後、利子もペナルティフリーで引き出せる。
  • 大学に行かなかった場合も、他の用途で使うことができる。
  • 529プランに比べて、より豊富な投資オプションがある

デメリット

  • 学費に使う場合、59歳半前に引き落とすと利子にタックスがかかる。
  • 投資額に制限がある。
  • 収入が多すぎるとアカウントを開けない、または投資額にさらに制限がかかる。
  • 529プランはいくつかの州で州税控除のメリットがあるが、Roth IRAには無い。
  • Roth IRAから引き出された額は収入としてカウントされ、子供が受けるファイナンシャルエイドを減額してしまう可能性が高い。

 

Roth IRAから引き出す時の注意点

ペナルティフリーで使えると言っても、引き出すことで元本が減り、その後の利回りがぐんと下がってしまいます。

当初の予定では、学費もリタイア資金も十分貯まる予定だったはずが、利回りが減ったことで計算が大きくずれた…なんてことも。

また、Roth IRAは投資額に上限があるので、その後いくら頑張って投資額を増やそうとしても制限があります。 子どもの大学費用を捻出しても、自分のリタイア後に子どもに頼ることになれば本末転倒。

Roth IRAを学費に当てるには、401Kなど他にリタイアメントプランがあり、十分な貯蓄を用意できるというのが前提です。

 

529プランとRoth IRAの比較

 529 Savings PlanRoth IRA
タックス

元本
Federal Taxの控除なし。州によっては州税の控除あり。

利子
学費のために引き出された場合は非課税。

元本
税控除なし。

利子
59歳半以降の引き出し、または特定の条件で非課税。59歳半前に学費のために引き出すと課税。

学費に使った場合のペナルティなしなし
学費以外に使った場合ペナルティ10%+利子に課税。59歳半以降、または特定の条件でペナルティフリー、非課税。それ以外の条件では利子に対し10%のペナルティー。
ファイナンシャルエイドへの影響少ない大きい
アカウント利用に必要な条件なし収入制限あり
積立上限州により異なるあり
投資オプション少ない多い

 

まとめ

  • まずはリタイアメントの貯蓄が最優先。
  • リタイアメント貯蓄が十分にあり、かつ家族の誰かが絶対アメリカの大学に通うなら529プランがおすすめ。
  • 401Kなど他のリタイアメントプランがあり、かつ家族がアメリカの大学に行くかわからないが学費貯金をしておきたい場合はRoth IRAがおすすめ。

今後の様々な状況を見据え、自分の家庭にあった最適なプランを選びましょう!  

 

 
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