日本ではどんな交通事故でも警察官を事故現場に呼びますが、アメリカの場合は怪我人がいない場合や飲酒運転ではない場合は当事者のみで情報を交換し、あとは保険会社や弁護士に任せるケースがほとんどです。州によって法律が異なりますので、お住まいの州や地域の法律を予め確認しておくことをオススメします。
ステップ1:怪我人、車の損傷具合の確認
けが人がいる場合は直ちに911へ連絡し、救急車の手配をし怪我人の手当てを受けさせることが先決になります。救急車を呼ぶほどではない軽い怪我、特に怪我がない場合は交通を妨げない場所へ車を移動し、車がどのくらい損傷したのかを確認します。携帯やカメラで事故後の道路の様子、車の損傷状態などを撮影しましょう。
ステップ2:警察が到着したら
公共物の破損、車の大きな損傷、飲酒運転などの問題がある場合、警察の到着後に状況を説明ポリスレポート作成してもらいます。その際に内容がきちんと合っているか確認しましょう。無難なのは小さな事故でも警察に来てもらい、ポリスレポートを作成してもらうことです。事故で気が動転し自分が覚えていないことも警察の方できちんと記録してくるので、万が一裁判になった時など役立ちます。
ステップ3:相手との情報交換
お互いに情報交換 (※下記参照)をします。同乗者がいる場合はその人の氏名や人数も確認しておきましょう。また目撃者がいる場合はその人の名前と連絡先をメモしておくことも忘れずに (※車内には常にペンと紙を置いておくように) 。
ー名前
ー住所
ー連絡先
ー免許証番号
ー車のナンバープレート
ーメーカー名
ー車種
ー保険会社の名前とポリシー番号、などの情報が必要になります。
ステップ4:保険会社に連絡
まずその場で保険会社や保険代理店に事故報告を行い、担当調査員が事故の責任がどちらかにあるかを調べます。車の損害に対し賠償金の割合などを相手方の調査員と交渉していきます。車の修理に関しては保険会社の鑑定員が事故車の損害を確認し、修理費用の見積もりを待ちましょう。
ステップ5:事故後の対応
事故発生後にお互いの車や体が大丈夫かどうか確認することは大切ですが、その場で「どちらの過失か」という議論をしたり、やみくもに相手に謝ったりしないように気をつけましょう。また相手の怪我の経過をメモしておくとよいでしょう。
専門家への相談について
アメリカに来たばかりや、英語に不安がある場合は日本語が通じる交通事故専門の弁護士に相談するのが得策でしょう。弁護士は保険会社とのやりとりにも対応してくれるので、身体的、精神的な損害賠償、治療費の交渉などもしてくれます。
実際に裁判になったら、当事者のほか事故現場にいた目撃者や事故を分析する専門家が呼ばれ、過失がどちらにあったかを検証することになります。
<在ニューヨーク 日本国領事館>
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<日本語が通じる車の修理会社>
・マンハッタン
ーJapan Auto Services
・ウエストチェスター
ーSato Auto Repair
ーYuki’s Pit-In, Inc.
ーガリバーNY店
・ニュージャージー
ーJapan Auto Services
ーHokuto Auto
ーNippon Auto Leasing, Inc
ーSaeilo Motors