沖縄県那覇市の世界遺産でもある首里城で31日、大規模な火災が発生した。午前2時40分に最初の火災報告がなされ、その後、約11時間にわたって火災は続いた。この火災で負傷した人はいなかったが、本堂を含む7棟が焼失した。火災の原因は、まだ特定されていない。
500年以上前に建てられた木造の城は、1429年から1879年まで琉球王国の宮殿として使用されていた。歴史上何度も破壊され、1945年には第二次世界大戦中の沖縄戦で焼失した。 1992年に正殿が復元され、2000年には国連教育科学文化機関により、世界遺産に指定されている。