近日、ラジオ局WNYCはニューヨーク市内の公立小学校約30校を対象とした、校内の鉛塗料に関する調査を主導した。結果として、その内の4校もの小学校から市の定めた安全値を超える鉛塗料が検出された。数カ所の教室ではなんと、安全値を100倍も上回る量が検出された。
ニューヨーク市では、鉛塗料の使用が1960年から禁止されている。しかしそれ以前に建てられた建造物の壁には、未だ鉛が含まれている可能性が高い。そして壁の老朽化に伴い、健康に有害な鉛の成分が空気内に露出するのだ。
現ニューヨーク市長、デブラシオは、2029年までに市内での鉛汚染を排除する事を目標として掲げている。