ニューヨーク 口座開設

アメリカで日本のクレジットカードやデビッドカードを使うことに支障がなければ、そのまま使い続けて問題ありませんが、アメリカで働いて給与をもらう場合や、クレジットカード、家賃、光熱費などの支払いを行う場合、長期で滞在しなければならないという場合には、是非とも作っておきたい現地の銀行口座。

不慣れな異国で銀行口座の開設をするということに不安な方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は銀行口座の開設について、 ニューヨークの銀行を基準に解説。

どの銀行で口座を作るか決めましょう



「海外送金がしやすい」「円とドルの両替がしやすい」「ATMの利便性」など、銀行を選ぶ基準は人それぞれ違いますが、自分のライフスタイルの中で最も便利な銀行を選ぶことが大切なポイントになるでしょう。また、アメリカ国内で住んでいる地域によっても、どんな銀行が自分にとって良いか異なります。

基本的に銀行で口座を開くということは維持費はかかります。しかし毎月$1,500以上(金額の設定は銀行によります)の貯金があり、$25ドル以上の入金があれば、銀行維持費が無料になります。

ニューヨークで人気の高い銀行



・Chase Bank -「Best for Branch and ATM Access」

ニューヨークでATMと支店へのアクセスがベストと言われるChase Bankはその利便性から利用者も一番多いと言われています。

・Apple Bank for Savings -「Best for Free Checking」
通常、銀行口座の管理費がマンスリーで発生しますが、チェッキングアカウントの管理費がフリーということで、利用しやすいと評価が高いようです。

・HSBC -「Most Customer-Friendly」
カスタマーサービスが良好と支持されている銀行として評価されています。また、銀行預金を保証する政府機関の「FDIC (Federal Deposit Insurance Corporation)」 に加盟しているので安心してお金を預けることができます。

・Santander Bank -「Best for NYC Students」
留学生に最適と言われており、助成金のサポートを受けたり、海外に住んでいる家族からの送金にかかる送金費用などが免除されるそうです。

・Capital One Bank -「Best for Savings Rates」
「Essential Saving」と呼ばれるアカウントに$10,000以上の預金額を入れた場合、最初の6ヵ月の金利が0.80%になり、6か月以降の金利は0.50% になるそうです。その他にも「Standard Saving」のアカウントに$10,000以上の預金額で0.30%の金利になります。「Capital One 360 Savings」からオンラインの「Saving」アカウントを開設した場合、その口座には0.75%の金利がつくそうです。

・Capital One Bank -「Best for Small Businesses」
そして同じくCapital One Bankは、『個人事業専用のビジネス・チェッキング・アカウント』でもベストバンクに選ばれています。個人のビジネス口座において発生するたくさんの手数料が無料もしくは、安いことが選ばれた理由なんだそうです。

参照: Best Banks in New York City in 2019


口座開設に必要な書類を揃える

開設したい銀行口座を決めたら次に必要な書類を揃えます。

-身分証明書
日本人の皆さんはパスポートになるでしょう。もしくは、アメリカで既に運転免許証を取得されている場合は、それを身分証IDとして使用することができます。学生、就労でアメリカに滞在中の方は必ずVISAを用意しておきましょう。SSNをお持ちの方はSSNカードも必要になります。

-住所を確認できるもの
アメリカでの住所を証明できる物も必要になります。光熱費やインターネットなどの請求書などでOK。

-現金
開設する口座に入れるお金になります。

口座開設に必要なその他の書類は銀行によっても違ってくるので直接銀行に何の書類が必要が問い合わせることをお勧めします。


店舗へいきましょう。



口座を開設したい旨を係の人に伝えると、通常の窓口とは別の部屋へ案内されるので、担当者に必要書類を提示して手続きがスタート。クレジットカードの機能をつけたカードも同時に作ることができますので、必要の有無を伝えましょう。 一般的な銀行口座には以下の2種類があります。

・Saving Account(普通預金)
日本でいう普通口座です。普段私たちが使っている口座と同じように自由に、引き出し預け入れなどが利用が可能です。

・Checking Account(当座預金)
アメリカでは小切手の支払いなどをする際に使う口座です。


キャッシュカードをゲット



無事に口座開設の手続きが完了したら、キャッシュカードの発行になります。本カードが届くまで、仮カードをその場で手渡してくれる銀行もあります。本カードが郵送で約1週間から10日でお手元に届くでしょう。そして、カードが届いたら、まずきちんと自分の名前が合っているか確認しましょう。

そして「アクティベート」と呼ばれるカードの有効化を行います。いわゆる「これから新しいカードの使用を始めます」という合図のようなもので、カードの裏面に記載されている電話番号へかけて行ったり、銀行のWebサイトから行うこともできます。不安があれば、口座の開設時に直接聞くとよいでしょう。

 



国際送金や貯蓄、株、投資、ローンなど将来的にどんな使い方をしていくか自分にあった口座をしっかり選び、ニューヨークライフを充実させましょう。

 

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