ニューヨーク市は現在、約5万名の低収入層の市民に料金が半減されるメトロカードを支給している。今年1月の時点での3万名からは大邁進だ。
現時点では、半額メトロカードの支給対象は13万名の貧困線以下の生活保護者に限られている。11月には低収入のCUNY学生、退役者、市営住宅(NYCHA)住民にも適用される予定だ。
しかし、ニューヨークには約80万名の低所得者が居住している。ニューヨーク生活には欠かせない地下鉄、「全てのニューヨーカーが手軽に利用できる」の目標を達成するまでの道のりはまだまだ遠そうだ。